リアライズ横浜

性の健康教育

子を持つ親の皆さま及び小中高校・特別支援学級の先生へ
少し長い文章ですが、正しく子ども達を導くために最後まで読んでみてください。

性の健康教育が「必要」なワケ

「自然に覚える」というのは、単なる大人の勝手な夢でしかありません。
大人の希望する、理想の行動をしてほしいと思うなら正しい知識が必要です。
でも、「性」に関する言葉ってなぜだか言葉にしづらいですよね。
自分の身体の各部位の名称を知ることは当然だと思うのですが、例えば、「目」「鼻」「口」を言葉にすることは誰も抵抗がないでしょう?
でも、それが生殖器になった途端に「口にしてはいけないこと」「隠すべきこと」「恥ずかしいこと」とされてしまうのはなぜでしょうか?
私が考える理由は二つ。

①子どもに、自分が性的な存在であるということを、知られるのが恥ずかしい。

親は聖人ではないのだけど、子どもの前ではなぜか「性」はないことにしたがる人が多いものです。
もちろん、それは子どもへのマナーとしては当然のことですが、わざわざ親の性的な部分を子どもに見せつける必要はありません。(これは一歩間違えば子どもへの「性的虐待」に発展する場合があります。)
でも、それと正しい知識を子どもに伝えようとしないことは全く別です。
親が恥ずかしい思いをしないで、子どもを心身ともに健康に育てるために知識を伝えようするなら、一日でも早い方が賢明です。
子どもが、大人の態度から「聞いてはいけないこと」と思ってしまうと、なかなか話題にし辛くなります。
「寝た子を起こすな」というけれど……ホントは「寝たふりをしている子」ばかりですよ。
大人が恥ずかしい思いをしない様に、子どもが思いやってくれているのです。
でも、それに安心して正しい知識を伝えることから逃げないで欲しいのです。
「うちの子は奥手だから」「まだ興味がないみたい」と親が言う子どもたちが教室では全く違う態度で周りを困らせているという場面に度々遭遇します。
子どもは、本当に知りたいことを素直に言葉に出せないことがあります。
そういう時には「非常に聞き苦しい性的な冗談」などを繰り返して、自分の中で何とか知識を繋げようとするのです。
でも、その子どもは、周りの大人たちから「困った子」というレッテルを張られてしまいがちです。
子どもが、当たり前の知識を得るチャンスを作りましょう。
知識は人を護ります。
子どもが性的な犯罪の被害者になることも、そのつもりがなくても加害者になってしまうこともないように健康に生きていくには、「正しい知識」をつけることが一番です。
「予防教育」は一番コストがかからず、長い時間も必要ありません。
まずは大人が学ぶところから始めてはいかがでしょうか?

②「性」を力関係で利用しようとする。

知識のない子どもは決して無垢な存在として、大切にされるわけではありません。
知識がないということは、悪いことをしようとする人にとっては、この上なく便利な存在でしかないのです。
私の性の健康教育の先生は、カナダのメグ・ヒックリング氏です。
彼女は看護師として働く中で、様々な性的な暴力の被害に遭った子どもたちと出会いました。
加害者は、全く見知らぬ人より、何等かで人間関係のある人の方が多いのです。なぜなら、子どもの性格を知り、性的な対象として繰り返し利用できるかどうかを見定めるからです。
アメリカ・カナダ・日本の性犯罪者の聞き取り調査で、「なぜ、その子を選んだのか?」という質問に対して、同じ答えが返ってきています。

●言うことを聞きそうだったから

●思い通りになりそう

●抵抗しなさそう

●後で誰にも言わなそう

この答えに中に、

●若いから

●かわいいから

●男の子だから

●女の子だから

という答えはありません。

いかに加害者が「自分にとって都合が良い」相手を選んでいるかがわかります。
特に「性的な暴力」は、人に言いにくいものです。
言いにくい社会に住んでいるからです。
また、性的な犯罪ほど、被害者に落ち度を求める犯罪もないのではないでしょうか?
通り魔に遭ったら、だれもが「加害者が悪い」と解ると思いますが、性犯罪となったとたんに、「なぜ抵抗しなかったのか?」「なんでそんなところに行ったのか?」と被害者を責める声が大きくなることが多いのです。
子どもが性の対象として繰り返し利用される性的虐待は、子どもが「イヤ!」と言いにくい関係の中で起こります。
近所の年上の友人や、知人、親戚、同居している家族。
とにかく子どもが「イヤ」と言えず、繰り返し暴力を受け続けるひとつの原因として、自分の身体について正しい知識を持たされていないということがあげられます。
「口・胸・性器」のプライベートゾーンは、誰からも無理矢理見られたり、触られる必要はない。
無理矢理、そういうこととする人は「性犯罪者」である。
このことを知っているだけで、どれだけの性的虐待を防ぐことができるでしょうか?

そして知識があったとしても、

●怖くて動けなかった

●押さえつけられてどうにもならなかった

ということも起こる可能性があります。

その場合は、二度と同じことが起こらない様に身近な信頼できる(安心して話ができる)大人に相談して助けてもらいましょうと伝えます。
子どもが知識を持たないゆえに「気持ち悪いことをされている。いやだ」と思ってもなぜ嫌なのか? を言葉にすることができないと、加害者を拒否することが難しいのです。
加害者は、拒否できない状況に子どもを追い詰めて思い通りにします。
これにどうやって抵抗するか? 
それは、「正しい知識を身に着ける」ことが一番有効なのです。
加害者は性に関して正しい知識を持つ子どもを避けます。
知識のある子どもは「これは秘密だよ」と言われたとしても、思い出した時に嫌な気持ちになる秘密は決して守りません。
怖い気持ちになる秘密は大人の犯罪に巻き込まれている証拠なのです。
「性の健康教育」の中では、自分の身体について科学的な知識を持つことと同時に、もし、怖いことが起こりそうになったらどうするか? 起きたら何ができるか? を伝えていきます。
子どもが心身ともに健康な人として育っていくために必要な知識を伝えていくのは、大人の大切な役目です。

障がい児・子どもを対象とした「性の健康教育」プログラムお問合せ

メール akkochan@fan.hi-ho.ne.jp
090-4454-7524
リアライズYOKOHAMA代表 橋本明子

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